汗をかきやすい方にとっては心強い味方となってくれる脇汗パッド。
脇の汗を直接吸収してくれるので安心感がありますし、手軽に使えて便利ですよね。
そんな脇汗パッドですが、多汗症だけでなく汗を原因とするワキガにも効果があるのか気になっている方おられると思います。
そこでこちらでは、ワキガに対する脇汗パッドの効果やメリットデメリット、種類や選び方、手作りする方法、そして効果的に使う方法まで幅広くご紹介していきます。
「ワキガだけど脇汗パッドを使っても大丈夫?」と不安に思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事の目次】
脇汗パッドのワキガへの効果とは
一番気になるのは、脇汗パッドは汗を吸収してくれるのだからワキガの臭いも抑えられるのかどうか、というところだと思います。
結論をお伝えすると、軽度の方は充分に抑えられますが、中程度から重度のワキガもちの方は使い方を間違えるとより一層ワキガ臭がひどくなってしまう可能性があります。
ここで言う軽度とは「脇に鼻を近づけてようやく臭うレベル」で、中程度から重度とは「普通にしていても臭いが漂ってくるレベル」になります。
大前提として、脇汗パッドはワキガ臭を抑えるためにつくられたものではないということです。
脇汗パッドは汗による不快感や服の汗ジミ、黄ばみを防ぎたい方向けの商品なので、臭いを抑えることを第一の目的としてつくられていません。
ただ、最近の脇汗パッドは進化していて、消臭効果のあるものも販売されています。
ですので、軽度のワキガの方は朝に一度貼り付ければ夕方の帰宅時間まで汗を吸い取って同時に臭いも抑えてくれることでしょう。
ですが、中程度以上のワキガの方は脇汗パッドにアポクリン汗腺からの汗が蓄積され、さらに蒸れやすいため脇の雑菌も増殖しやすくなることから、かえって臭いやすくなってしまいます。
また、ワキガもちの方は日ごろのケアで脇が荒れがちな方もおられますので、脇汗パッドの刺激によってさらに荒れてしまうことも考えられます。
そうなると悪循環になってしまいますので、保湿など脇を労わる日ごろのケアを徹底したり、日中に脇汗パッドを交換するなどの対策を立てる必要があります。
つまり、脇汗パッドは中程度以上のワキガもちの方に効果は薄くなりますが、全く使えないわけでなく汗と雑菌が混じり合い臭い出すタイミングまでに交換することで対応が可能ということになります。
ただ、季節やそのときどきの気温、湿度、体調などによって汗の量も異なり脇汗パッドを交換するタイミングは違ってきますので、いつもお昼休みに交換などでは間に合わないこともあるかもしれません。
中程度以上のワキガもちの方は脇汗パッドを付けていてもある一定の汗と雑菌の量を超えるといつもより臭いやすくなってしまいますので、その点は身体の調子をみながら調整してみてください。
以下では、脇汗パッドのメリットとデメリットをご紹介しています。
脇汗パッドのメリット
汗ジミを防げる
脇汗パッドの最大のメリットが服の汗ジミを防げるという点です。
両脇の汗ジミは周囲からの目線も気になりますし、そこから臭いが漂ってくるようで客観的に見ても気持ちの良いものではありません。
汗とともに洋服に臭いも付着するので洗濯も重曹に浸けておくなど工夫と手間が必要になります。
ですが、脇汗パッドをしていればよほど汗っかきの方でない限り洋服に染み出してくることは少ないので、汗ジミの悩みからは解放されますね。
黄ばみを気にしなくて済む
ワキガの方であればわかると思うのですが、洋服に黄ばみがついてしまうことがあります。
しかもこの黄ばみは洗濯をしてもなかなか落ちてくれないので、お気に入りの服が台無しになってしまうことも。。
ですが脇汗パッドを使うだけでお気に入りの服も気がねなく着こなせるので、安心感も得ることができます。
軽度のワキガなら臭いも防げる
ご紹介したように、脇汗パッドは多少の消臭効果も期待できるので軽度のワキガ体質にある方なら臭いも抑えてくれるので助かります。
軽度なのでもともと周囲から不快感を露にされることも少ないと思いますが、汗による不快感も取り除けるのでメリットは大きいです。
脇汗パッドのデメリット
脇汗の量が増える
意外かもしれませんが、脇汗パッドを使っていると脇汗の量は付けていない時よりも増えてしまいます。
なぜなら、脇汗パッドは常に密着しているのでどうしても脇の温度・湿度が上がりやすく、熱をもってしまいがちだからです。
冷却ジェル付きで何度も使用できる脇汗パッドもありますが、とても1日はもちませんし、ごわつきなど違和感もありニオイうつりも考えられるのでワキガの方にはおススメできません。
汗ジミ、黄ばみを防ぐ代わりに脇汗の量が増えてしまうことは覚えておいてください。
夏に薄手で着用するとバレてしまう
夏には薄手で外出する機会も増えますが、やはり冬の厚着と比べると脇汗パッドを付けているのがバレがちになります。
肌と同じ色合いのベージュ柄を選んだとしてもオフィスでの仕事中に脇からパッドが見えてしまうことも普通にありますので恥ずかしいです。
こればかりはどうしようもないので、汗ジミの恥ずかしさとパッドを見られる恥ずかしさのどちらを取るかということになります。
時間経過とともにずれてしまう
脇は可動の多い部分なので、腕だけを動かすPC入力作業ならともかく、活動量が多いと脇や洋服に貼り付けるタイプのパッドはたった数時間でずれてしまいます。
最悪気づかないうちに落ちてしまっていたということも。。
ずれないように元の位置に戻してもパッドの違和感が気になって本来の業務に集中しづらかったりしますので、固定式やインナータイプなども候補にされてみると良いかもしれません。
ただ、ワキガの場合はパッドへのニオイうつりや余計にバレやすくなるリスクもあるのであまりおススメはできません。
使い捨てのため再利用が利かない
脇汗パッドというと「貼る使い捨てタイプ」をイメージする方も多いと思います。
このタイプは1度使うと捨ててしまうため、再利用が利かずにコスパが非常に悪いです。
ただ、インナータイプや再利用タイプを使用するにもワキガの方はパッドへのニオイや黄ばみうつりがありますので「貼る使い捨てタイプ」が最も適しているのも事実です。
ですので、ワキガの度合いにもよりますが、月3000円程度の出費は覚悟しておいた方が良いかもしれません。
市販の脇汗パッドの種類と選び方
脇汗パッドには以下の種類があります。
- 洋服に貼る使い捨てタイプ
- 脇に直接貼る使い捨てタイプ
- 再利用可能なタイプ(装着方法はいろいろ)
- 着るだけインナータイプ
これらのうち、ワキガに適している脇汗パッドは「洋服に貼る使い捨てタイプ」です。
なぜこのタイプが良いのかと言うと、汗と雑菌が溜まりニオイを発生させてしまう前に取り換えることができますし、肌荒れの心配も少なくコスパが良いものも多いからです。
デメリットとしては剥がれやすかったり、脇の範囲に合わせる工夫が必要な点です。
そのため、購入前にはピッタリフィットするサイズを選ぶようにしましょう。
また、脇汗パッドはものによっては透けてしまうため、身体に合わせた透けにくい色を選んだり、敏感肌の方は素材もしっかり確認するなどを意識しておきましょう。
脇汗パッドには香料が含まれているタイプもありますので、ワキガの方は香料フリーを選ばれると良いですね。
脇汗パッドが手作りできる素材
脇汗パッドを使っていると意外と出費になってしまうんですよね。
そこで、脇汗パッドの代用として使える素材をご紹介したいと思います。
- 生理用ナプキン
- 母乳パッド
- おりものシート
- ハンカチ(コットン含)
- ガーゼマスク
- 尿漏れパッド
- パンティライナー
※ハンカチはコットンやガーゼを包んで使用します。
どれも左右1枚ずつの単価は脇汗パッドよりも低いので出費を抑えられますし、吸水力が高いので代用品として使うことができます。
シールなどで固定して脇に貼るだけなので簡単です。
ハンカチなどは再利用が利くのでニオイや黄ばみうつりが気になりますが、そのほかの素材は脇汗パッドと同様に使い捨てできますので、洗濯に手間がかかることもありません。
もし脇汗パッドの費用を捻出できなかったり、急遽パッドが必要になったけど手持ちがないという方はお試しされてみてはいかがでしょうか。
脇汗パッドをより効果的に使う方法
脇汗パッドは脇に貼るだけなので工夫もなにもないと思われがちですが、貼る位置や素材などを工夫するだけでより効果的に使うことができます。
以下では、その具体的な方法をご紹介しています。
中央より少し手前に貼る
脇汗パッドの位置が合わずに悩む方は多いと思いますが、気持ち少し前方に貼るといつもより汗を吸収してくれるのでおススメです。
というのも、汗は脇の中央によるものだと思われがちですが、実は前方の方が衣類に付きやすいからです。
人間は常に前を見ていて前のめりになる機会が多いので、汗も前に落ちてくるのだと思います。
着用する服の素材を選ぶ
肌荒れの方は脇汗パッドの素材も意識した方が良いとご紹介しましたが、パッドと同様に着用する衣類も貼りつきやすい素材を選ぶようにしょう。
化学繊維など素材によっては脇汗パッドが上手く付いてくれないことがあるからです。
綿など天然繊維の素材であれば脇汗パッドとの相性も良いので、一度色んな洋服で試されてみることをおススメします。
デオドラントを併用する
脇汗パッドはワキガ用につくられたものではありませんので、パッドだけでは限界があります。
制汗スプレーで制汗しながらパッドを使用する方法もありますが、ワキガの場合は徐々に肌が荒れて効果が薄れてくるので毎日の使用は控えた方が良いですね。
では何がおススメなのかというと、ワキガクリームとの併用です。
ワキガクリームならワキガ対策に必須の制汗・殺菌・保湿・抑臭作用の全てが含まれていますので、肌荒れの心配をすることなくワキガを改善していけます。
脇汗パッドだけなら永遠と対策をし続ける必要がありますが、クリームで改善していけば次第に臭いわなくなってくるので脇汗パッドも必要なくなります。
ワキガクリームの中でも特におススメなのがデオシークというデオドラントです。
デオシークはワキガ対策において口コミ1位と言われていて、クリームとボディソープが業界初のセットで医薬部外品となった信頼できるデオドラントです。
サプリメントも付属しているので身体の内側と外側を同時にケアできるのも嬉しいです。
ワキガを改善するならいずれは手術かクリームに踏み切らないといけませんので、早くに対策するに越したことはありません。
以下にてデオシークをレビューしていますので、気になっている方は参考にしてみてください。
各情報の詳細を見るにあたり、最後にはご自身が希望するライフスタイルや予算、アレルギー、注意点などを考慮しながら選択してみてください。