プロテインを飲むとワキガを発症するという噂を聞いたことはありませんか?
また、プロテインでワキガが悪化するとも言いますよね。
本当のところはどうなのでしょうか。
こちらでは、プロテインがワキガや体臭に及ぼす作用をお伝えしていきます。
対策方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事の目次】
プロテインを飲んでもワキガにはならない
まず、お伝えしたいのはプロテインを飲んでもワキガにはならないということです。
ワキガはアポクリン汗腺から出るタンパク質や糖質、脂質などの成分を含んだ汗が皮膚の常在菌と混じり合うことで臭いが発生します。
常在菌は誰にでもいるものなので、直接的な原因はアポクリン汗腺ですが、この数は生まれつき決まっているので後天的に変化したりはしないのです。
ですので、プロテインは乳製品のものが多く臭い物質になりやすいタンパク質を大量に摂取するのでワキガになると噂されたのかもしれませんが、ワキガ素因がない人がいきなり発症することはありません。
ただ、多くは思春期に現れるワキガですが、まれに社会人になるまで発現しなかったなどワキガ素因がある方がプロテインを飲むと、体質変化が刺激となってワキガを発症する可能性はあります。
つまり、もしプロテインを飲んでから病院を受診してワキガだと診断を受けたとしても、それはプロテインが直接的な原因ではなく、もともとワキガ体質だったということになります。
プロテインがワキガ臭を悪化させてしまう理由
プロテインを飲んでもワキガにはなりませんが、悪化させてしまうことはあります。
ここで、プロテインの種類について確認しておきましょう。
- ホエイプロテイン(動物性)
- ガゼインプロテイン(動物性)
- エッグプロテイン(動物性)
- 大豆プロテイン(植物性)
プロテインは動物性タンパク質と植物性タンパク質に分けることができます。
このうち、動物性タンパク質由来のホエイ、ガゼイン、エッグプロテインを継続して飲み続けていると体臭やワキガを悪化させてしまいます。
では、どうして動物性タンパク質のプロテインが体臭に関係してしまうのでしょうか。
腸内環境が悪化してしまう
動物性タンパク質や乳脂肪分などを摂り過ぎてしまうと身体に負担がかかってしまい、臭いやすくなると聞いたことはありませんか?
特に動物性タンパク質は悪玉菌のエサになりやすく、アポクリン汗腺の汗に含まれる成分である臭い物質を新たに作り出してしまいます。
臭い物質が増えるので、雑菌が分解する頻度も多くなり結果臭いが悪化してしまうのです。
また、乳脂肪分は腸内に腐敗物質をつくりやすく、過酸化脂質になることで汗の成分にも含まれやすくなり、ワキガ臭を加速させてしまいます。
特に日本人は乳製品を食べる習慣がついていないので、消化できる身体づくりになっていません。
これは乳糖が原因なのですが、日本人は乳糖を分解する酵素が少ないため乳糖不耐性が強くなっています。
分解されずに残った乳糖は腐敗してしまうので、やはり臭い物質に変わってしまうことになります。
つまり、プロテインは飲み物なのでつい多く飲みがちですが、あまり過剰に摂ってしまうと腸内環境を悪化させて身体の中の臭い物質を増加させてしまうことにつながるのです。
→ワキガに牛乳、乳製品は逆効果?臭いを改善する効果的な方法とは
アポクリン汗腺を刺激してしまう
動物性タンパク質はワキガの原因であるアポクリン汗腺を刺激しやすくなり、活動を活発にしてしまいます。
アポクリン汗腺が活発になると汗の分泌量が増えてしまいます。
腸内環境が悪化している状態なので、分泌量が増えた汗に含まれる成分も多くなり、二重に臭いやすくなってしまうのです。
炭水化物が相対的に不足する
炭水化物が不足することで臭いが発生してしまうことがあります。
通常なら炭水化物は糖質なのでブドウ糖となりエネルギーとして活用されます。
ですが、プロテインでタンパク質を摂りすぎてしまい、炭水化物が相対的に不足してしまうとエネルギーはタンパク質から生成されるようになり、結果ケトン体という臭い物質を生成してしまいます。
ケトン体は甘酸っぱく果物が腐ったような臭いをする物質なのですが、汗からも臭ってしまうのでワキガ臭と混じり合い、独特の臭いを放つようになってしまいます。
栄養のバランスが崩れると身体は恒常性を維持しようと働きますので、臭いへも悪影響を及ぼしてしまうというわけです。
肝臓の解毒機能が低下する
プロテインに含まれる乳脂肪分を摂りすぎてしまうと、肝臓の機能低下を起こしてしまいます。
肝臓は解毒機能の臓器と呼ばれるほど、身体の毒素を取り除いてくれる働きをしてくれているのですが、この解毒機能が弱まると毒素がそのまま身体に残り汗からも排出されるようになります。
結果、ワキガ臭にも影響してしまいますので、臭い悪化につながってしまいます。
プロテインの適切な摂取量は?
プロテインの摂取量を確認しておきましょう。
もし飲みすぎているという方は、適切な摂取量を知ることで臭いも改善できるかもしれません。
人間がタンパク質を摂取(分解)できる1回量と1日量は決まっていて、以下のようになっています。
- 1回:体重×0.7g
- 1日:体重×2.0g
仮に体重が50kgの人であれば1回あたり35gとなり、1日にすると100gになります。
プロテインによって含まれているタンパク量は違いますので、成分表示を確認して適量を判断されると良いですね。
また、タンパク質は日常の食事からも摂りますので、その分も差し引かないといけません。
プロテインを飲むような方は身体のメンテナンスに気を遣っている方が多いので大丈夫だとは思いますが、気づかないでタンパク質を摂取していたということがないように注意してくださいね。
プロテインを飲んでも臭わなくするには?
プロテインはワキガや体臭を悪化させてしまいますが、だからといって飲まないという選択は難しいと思います。
そこで、以下にて対応策をまとめてみました。
プロテインを変えてみる
もし、動物性タンパク質のプロテインを愛用されていて、それほどこだわりがないようなら大豆プロテインなど植物性のプロテインに変えてみるのも一つの方法です。
植物性タンパク質は動物性よりも臭いにくいので、手っ取り早く臭い対策とプロテインを両立させるならこの方法が一番です。
また、これまでプロテインを飲みすぎていたという方は、適量を調整することで臭いにくくなるかもしれませんので、試してみてください。
善玉菌を意識的に摂る
プロテインに含まれる動物性タンパク質は悪玉菌のエサになってしまうので、善玉菌を増やして臭いにくくするという方法もとることができます。
納豆やもち麦、グリーンスムージーなどは善玉菌を豊富に含んでいるので、プロテインを飲んだ日は意識的に摂取するようにしてみてください。
アルカリ性食品を摂る
動物性タンパク質を多く摂ると血液は酸性によってしまいますので、当然汗も酸性へと近づき臭いやすくなってしまいます。
これを防ぐにはアルカリ性の食品で中和してあげることが大切で、梅干しやわかめ、大豆や緑黄色野菜などを継続して食べることで効果を期待することができます。
ご紹介した3つの方法はいずれも簡単に取り入れられるものばかりなので、もしプロテインでのワキガ臭悪化が気になっているという方は積極的に取り入れるようにしてみてくださいね。
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口コミNo1と言われているのも納得できました。
市販のデオドラントは効果が限られているものが多いので、ワキガを改善することはできません。
ですが、デオシークはワキガ用に開発されていますので、最終的に使っていなくても臭わない身体を手に入れることができるようになります。
もし、デオシークが気になっているという方は、以下にてレビューしていますので参考にしてみてください。
各情報の詳細を見るにあたり、最後にはご自身が希望するライフスタイルや予算、アレルギー、注意点などを考慮しながら選択してみてください。