「臭わない身体を手に入れたい!」と思い、これから臭い対策を意識しようと思われている方の中には、まずは食事から見直そうとされる方が多いです。
体内環境を好循環にすることは臭い対策の基本なので、食事の見直しはとても良い対策になります。
ですが、日々私たちが口にしている牛乳などの乳製品が臭い悪化につながっていることを知っていますか?
これを知ることで体内環境が改善し、臭わない身体づくりに一歩近づくことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事の目次】
ワキガ臭の悪化には2種類の原因がある
ワキガの臭いはアポクリン汗腺から出た汗が皮膚の常在菌に分解されて臭いが発生します。
ワキガの場合は普通にしていても臭ってしまいますが、それが普段よりキツイ臭いを発生しているという場合は2つの原因が考えられます。
- 細菌の増殖
- 皮脂(身体)の酸化
原因の1つは、脇の雑菌が汗に含まれるタンパク質や脂質などの成分をエサにして増殖してしまうというもの。
そして、もう一つが皮脂をはじめとした身体の酸化により、過酸化脂質や活性酸素が生まれることで体臭悪化の原因となっているというものです。
乳製品が臭い悪化につながると言われている理由には、2つ目の理由である皮脂(身体)の酸化が関係していました。
牛乳などの乳製品はワキガを悪化させることがある
牛乳などの乳製品は製造過程で酸化処理を施されている場合が多く、すでに過酸化脂質となってしまっています。
この過酸化脂質は加齢臭の原因となる成分を生成したり、ワキガの臭いを悪化させたりと私たちの身体に対してマイナスの影響を及ぼします。
具体的には、過酸化脂質は活性酸素と結びつくことでさらなる過酸化脂質を生み出し、腸内環境を悪化させていきます。
さらに、腸内の食べ物を腐敗させてしまい、その毒素が血液を経て脂質の多い汗となり、雑菌に分解されることでさらなるキツイ臭いへと変身してしまうのです。
こういった影響から、牛乳などの乳製品はワキガなどの臭い悪化に繋がりやすいと言われています。
そもそも乳製品は臭いやすい食べ物
乳製品には牛乳だけでなくチーズやバター、クリームなどがありますが、これらはそもそも体臭悪化につながりやすい食べ物です。
それには、古来より日本人は乳製品を食べる習慣がなく、消化できる身体づくりにいたっていないという理由が関係しています。
乳製品を食べたり牛乳を飲み過ぎたりしたあとは、お腹がゴロゴロとつらくなるという方もおられると思います。
これは、乳製品に含まれている「乳糖」が消化されづらくなっているためで、これを乳糖不耐性と言います。
日本人は乳糖を分解する酵素が少なく、年齢とともにさらに減っていくため乳製品に対する耐性がついていない場合が多いのです。
すると、分解されずに残ってしまった乳糖は腐敗してしまい毒素となり、臭い悪化の原因につながります。
また、乳製品が使われているお菓子やスイーツなどを食べすぎると乳糖が多く腸内環境も悪化しやすくなってしまいますが、これにあわさって肝機能の低下が引き起こされます。
肝臓は解毒機能の臓器と呼ばれるほど身体の毒素を取り除いてくれる働きがあるのですが、この解毒機能が弱まってしまうと悪臭が増加し、汗などの臭い悪化にもつながってしまうのです。
以上が、牛乳などの乳製品がワキガをはじめとした臭いを悪化させる理由になります。
牛乳は悪くて豆乳は良いの?
勘の良い方は、牛乳は悪くて豆乳はワキガに良いの?と思われたかもしれませんね。
豆乳はワキガの臭い対策に効果的と言われており、「ワキガに豆乳が効果的な2つの理由」でもご紹介しているので当然の疑問だと思います。
豆乳に関しては、大豆イソフラボンが含まれており、構造が制汗作用のある女性ホルモンに似ていることから臭い対策に効果的と言えます。
また、過酸化脂質を生成する活性酸素を除去してくれるなど、抗酸化作用も働くことから身体に優しい飲み物と言えますね。
それに加えて脂質成分が牛乳よりも少ないので過酸化脂質の生成も抑えられ、牛乳とは真逆の作用が働くこととなりワキガにも良いというわけです。
どうしても牛乳を飲みたい人は低脂肪・無脂肪牛乳がおススメ
ワキガには豆乳が良いので牛乳が大好きという方は豆乳に移行しても良いとは思うのですが…
「どうしても牛乳じゃないとダメ!」という方には、低脂肪・無脂肪牛乳をおススメします。
牛乳が臭い悪化の原因となっている一つに過酸化脂質をご紹介しましたが、脂肪分が少ない牛乳を飲めばその悩みも少しは解決されるかもしれません。
一般的に売られている牛乳は以下の4種類になります。
乳脂肪分 | |
牛乳 | 3.0%以上 |
特別牛乳 | 3.3%以上 |
低脂肪牛乳 | 0.5%以上 |
無脂肪牛乳 | 0.5%未満 |
このように低脂肪・無脂肪牛乳を採用すれば、普段飲んでいる牛乳の脂肪分を1/6未満に抑えることができますので、体内の過酸化脂質も低下します。
牛乳に含まれている乳糖の対策は行えないので飲みすぎは禁物ですが、これだけでも少しは対策になるのではないでしょうか。
ちなみに私は「森永のおいしい無脂肪乳(脂質0.4g)」や「小岩井 無脂肪牛乳(脂質0g)」を飲むようにしていますよ。
乳製品を食べても臭いづらくなる対策とは
乳製品が臭い悪化につながってしまう理由についてご紹介しましたが、何も食べてはいけないというわけではなく、摂りすぎは禁物だということです。
ですが、日々臭いでイヤな思いをしているとわずかな危険性も怖くなってしまいますよね。
そこで、乳製品を食べても臭いづらくなる対策をご紹介します。
体臭を抑える3つの食品
乳製品など体臭を悪化させてしまう食べ物があるということは、当然ながら体臭を良くする食べ物もあります。
それぞれ確認していきましょう。
抗酸化食品
抗酸化食品はビタミンCやE、βカロテンやポリフェノールなどが含まれる食品のことを言います。
食べるのが難しければサプリメントでも良いですが、その際は抗酸化作用の強いビタミンEだけを摂ってしまうと酸化を防ぐ作用とともに自分が酸化してしまうリスクもあります。
そのため、ビタミンEを摂る際はビタミンCも一緒に併用してあげると相乗効果が働き、臭い対策にも役立つでしょう。
アルカリ性食品
人間の身体はアルカリ性に保たれていますが、これが酸性に傾きやすくなってしまうと臭い悪化につながります。
そこで気軽に対策できるのがアルカリ性の食品を取り入れることです。
アルカリ性の食品には梅干しやわかめ、こんぶ、ほうれんそう、大豆、緑黄色野菜などがあり、これらを継続して食べることから始めてみると良いでしょう。
酸性食品である肉類や卵、砂糖などを食べた際には、必ずアルカリ性食品で中和してあげるようにしてくださいね。
腸内環境を整える食品
腸内環境が悪化すると毒素が出てワキガ悪化につながりますが、食物繊維やオリゴ糖などを摂ることで善玉菌を増やしつつ悪玉菌を減らすことで、腸内環境の改善につながります。
臭い物質を便とともに排出しやすくなるので身体に毒素が溜まりにくくなり、毒素そのものを抑える効果も期待できるからです。
上記3食品はワキガの臭い対策では意識したい食品になるので、ブックマークするなどしてぜひ覚えておいてください。
ストレスを溜めないこと
ワキガで悩んでいるとどうしてもストレスが溜まってしまいます。
周囲に申し訳なく思ってしまったり、陰口を叩かれていないか不安になったりなど気の休まる時がありません。
ですが、ストレスが溜まってしまうと身体は活性酸素を生み出してしまうのでワキガ悪化の原因にもつながります。
これでは悪循環なので、ストレスが溜まったら発散できるものを意識的に取り入れるようにしましょう。
身体を動かすのが一番ですが、室内が良ければカラオケやドライブなど気分転換になることはたくさんあります。
いきなりワキガのストレスをなくすことはできませんが、発散できる自分なりの方法をもっていると身体も好調を維持してくれますので、何か一つはもっておきたいですね。
臭い対策で悩みたくないあなたへ
臭い対策で疲れてしまったというあなたに、ご紹介したいアイテムがあります。
それは、私も使っている口コミ1位のデオシークというデオドラントです。
デオシークはさまざまなデオドラントを試した私が最終的に行きついたワキガ用デオドラントになります。
デオシークの素晴らしい点は、クリームだけでなくボディソープも業界初となる医薬部外品となり、サプリ付属で身体の内側と外側を同時にケアできるところです。
また、効果が優れている理由の一つに“成分の配合量や比率が適している”と言われているため、思っている以上に臭いを抑えてくれることが人気の秘密となっています。
食事による臭い対策も有効ではありますが、間接的な作用になりますのでやはりクリームなどで脇に直接働きかけるデオシークの方が効果も早く感じることができます。
これまで通りのケアで対策は充分という方は良いのですが、どうしてもワキガを早急に改善したいという方は、ぜひデオシークを手に取ってみてくださいね。
各情報の詳細を見るにあたり、最後にはご自身が希望するライフスタイルや予算、アレルギー、注意点などを考慮しながら選択してみてください。