ベビーパウダーをワキガ対策の制汗剤として使用されている方もおられます。
ワキガ臭を抑える方法には食事や運動、洋服の素材など多々ありますが、ベビーパウダーのように安価で使い勝手の良いアイテムでケアできるなら嬉しいですよね。
そこで今回は、ベビーパウダーがワキガにもたらす作用やデメリットまでをご紹介していきます。
【この記事の目次】
ベビーパウダーは大人にも大人気
ベビーパウダーは赤ちゃんの汗疹や肌荒れなどを抑えるための肌に優しいアイテムです。
ですが今、赤ちゃんだけでなく大人の女性を中心にベビーパウダーが人気となっていて、洗顔料に混ぜて皮脂を落としやすくしたり、牛乳に混ぜて顔パックにしたりなど用途はさまざまとなっています。
ベビーパウダーをはたくと肌がサラサラになって敏感肌でも使いやすく、メイクなどにも応用が効きやすいのが人気の秘密となっているようですね。
ワキガにベビーパウダーが使われ始めた理由
さまざまな用途に使われているベビーパウダーですが、なぜワキガに使われるようになったのでしょうか?
それは、ベビーパウダーに含まれている成分に理由がありました。
コーンスターチの効果
ベビーパウダーの主成分の一つがコーンスターチです。
コーンスターチはとうもろこしからとれるデンプンで、料理にも使われている安全性の高い成分です。
非常に吸水力が高いため制汗効果も期待でき、肌に水分が足りていないときにはその水分を放出する働きもあります。
またコーンスターチには抗菌・消炎・鎮静・皮膚軟化作用もあることから、脇の雑菌対策にも良いととらえられ、肌にも優しいのでワキガにも使用されはじめたという経緯があります。
タルク(滑石)の効果
タルク(滑石)とは鉱物の一種で、食品添加物として使用されています。
タルクには水分のバランスを整えてくれる作用があり、皮膚をサラサラにして摩擦を少なくしてくれるため肌荒れにつながりにくいというメリットがあります。
脇は肌が薄くて擦りやすい場所のため、タルクによりサラサラにして刺激を少なくすればワキガも軽減するという発想はわかる気がしますね。
ですが、コーンスターチやタルクの作用は一見ワキガに効きやすいと思われがちですが、思わぬ落とし穴がありました。
それではデメリットについても確認していきましょう。
ベビーパウダーはワキガ向きではなかった?
ベビーパウダーは適度に乾燥した清潔な肌に使用することで効果を発揮してくれます。
では、ワキガにはどのくらい効果的でどんなデメリットが考えられるのでしょうか。
一時的に汗を抑える効果がある
ベビーパウダーを適切に使用することで、一時的に汗腺を塞いで汗を抑える効果を期待することができます。
※適切にとは適度に乾燥した清潔な肌への使用という意味です。
ベビーパウダーに含まれるコーンスターチには吸水性があるので汗を抑えつつ成分が汗腺や毛穴に入り込み汗の分泌そのものを止めてくれます。
ですが、ベビーパウダーはもともと汗腺や毛穴に入り込んで汗や皮脂を抑制することを目的として製造されていないので、ワキガの場合には効果は1時間程度のものとなっています。
殺菌、制汗作用は強くはない
ベビーパウダーにはコーンスターチによる殺菌(抗菌)作用や吸水による制汗作用があるとお伝えしましたが、実はこの効果はそれほど強くはありません。
なぜなら、成分そのものがワキガ用として配合されているわけではないという理由もあるのですが、それ以前に汗に流れやすいという性質があるからです。
コーンスターチは吸水力に優れていますが、同時に汗とともに流れやすい性質もあるため、ワキガのように汗っかきな方が使用すると瞬く間に落ちてしまい効果を発揮しづらいのです。
汗腺を詰まらせてしまう
コーンスターチは汗腺に蓋をしますが、これはワキガクリームなどのように意図された作用ではなく、表現としては詰まらせてしまうと言った方が適切かもしれません。
ベビーパウダーの粒子は細かいので汗腺に詰まりやすく汗が出にくくなりますが、同時に雑菌の繁殖がしやすい環境となるためワキガが悪化してしまう危険性もあるのです。
さらに、この詰まりは時間とともに解消されますが、物理的に抑えられていた汗や皮脂が今度は大量に出ることになり、コーンスターチと混ざって悪臭へとつながってしまいます。
このように、一時的な消臭作用はあるものの1時間経過後は徐々に臭いも強くなってくる傾向があることは覚えておいた方が良いと思います。
白残りや黄ばみが目立ってしまう
ベビーパウダーはその性質上、どうしても白残りしてしまって塗ったことがバレバレになってしまうデメリットがあります。
また、ベビーパウダーを脇につけて洋服を着ると脇にベビーパウダーの微粒子が付着しやすくなり、そこに汗をかくと普通に汗だけをかくよりも洋服に臭い成分がつきやすくなってしまいます。
もしワキガに使用される際にはどのくらいの時間で黄ばみやすくなるかを外出前などに事前にチェックしておきたいですね。
ケアの継続が難しい
制汗や殺菌作用が弱くても一時的に効果があるならベビーパウダーを使い続けたいという方もおられるかもしれませんが、ベビーパウダーはワキガケアの継続に不向きです。
なぜなら、ベビーパウダーを再度使用する場合はすでに付着しているベビーパウダーを必ず洗い流し、脇が適度に乾燥して清潔な状態にしなければならないからです。
洗ったあと適度に乾燥させないといけないので手間がかかりますし、効果がそもそも1時間程度なので塗り直しは現実的ではありません。
これらの理由により、ベビーパウダーはワキガに使用するにはちょっと不向きだと言わざるおえないということになります。
ベビーパウダーが効くのはどんな人?
ベビーパウダーがなぜワキガ対策に使われ始めたのかについてはすでにご紹介した通りですが、効かなければ使われることもないはずです。
では、どんな人には比較的効果が期待できたのでしょうか。
それは、汗をかきすぎてしまう多汗症の方や非常に軽度なワキガ体質の方が試してみて実際に効果を実感できたため、口コミやネットを通して広まったと思われます。
ベビーパウダーの制汗作用はそれほど強くはありませんが、それでも効果的に働いてくれるのは「症状が軽度の人に効いたから」という理由が一番しっくりくると思います。
したがって、中等度以上の明らかにワキガ体質の方が継続して使用するには不向きということになります。
ベビーパウダーは緊急時の使用がベスト
ベビーパウダーはメイクの仕上げや、ストッキングの蒸れ防止にも使われています。
そのため化粧ポーチに入れている人も普通にいますので、もし緊急時に汗を抑えるアイテムがないという方は、ベビーパウダーなら一時的に凌げるのでワキガの程度を問わず使用されてみても良いと思います。
ベビーパウダーが一時的でも制汗効果があり臭わなくなることを知識として知っておけば、日常での応用も可能になりリスクへの対処もできるので緊急時の使用ならアリですね。
知らないと恥ずかしい!ワキガ臭を抑えるために必要なこと
ベビーパウダーではワキガ臭を長時間抑えることができない仕様となっていました。
では、ワキガ臭を抑えるにはどのような作用があれば良いのでしょうか。
それは、制汗、殺菌、抑臭、保湿の4つの作用が大前提になります。
ワキガ臭はアポクリン汗腺よりタンパク質や脂質などの成分を含む汗が出て、その汗が雑菌に分解されることで臭いが発生します。
制汗、殺菌作用があれば基本的には臭いを抑えられますが、徐々に肌は荒れてしまいますので、肌を整えてあげる保湿作用も必須となります。
また、いくら殺菌や制汗をしても体温調節のために汗は分泌され、雑菌も新たに生まれるためそこから生じた臭いを抑える抑臭作用も必要です。
これら4作用があわさってはじめてワキガ臭を効果的に抑えることができるのです。
ベビーパウダーは制汗、殺菌作用が弱く、保湿、抑臭作用が足りなかったためワキガには効きにくかったというわけです。
ですが、ワキガ対策に必須の4作用を網羅しているデオドラントを見つけるのは大変ですよね。
もし、そのように思われているなら、私も使っているデオシークがあなたの悩みを解決してくれるかもしれません。
ワキガ対策に必要な全てを網羅しているデオシーク
デオシークは制汗、殺菌、抑臭、保湿の4作用を配合した口コミ1位のワキガ用デオドラントです。
私はデオシークを使って半年以上になるのですが、おかげさまで臭わない身体を手に入れることができました。
ベビーパウダーはワキガ向きにつくられていませんが、デオシークはワキガの人の細かな悩みも解決する仕様となっているため使い心地もよく、ケアを継続しやすいのがポイントです。
もし、過去の私のように身体に合うデオドラントが見つからないという方は、デオシークを試してみてください。
きっと良い結果が待っていると思います。
以下ではデオシークをレビューしていますので、参考にして頂ければと思います。
各情報の詳細を見るにあたり、最後にはご自身が希望するライフスタイルや予算、アレルギー、注意点などを考慮しながら選択してみてください。