岩盤浴がワキガ改善に効果的だと言われていますね。
身体の中から毒素を出すことでデトックス効果が期待できるので臭い対策にも人気があります。
ですが、ワキガの人にとっては臭いの原因になってしまうので「岩盤浴は抵抗がある…」と思われている方もおられると思います。
そこでこちらでは、岩盤浴が臭い対策にどのように効果的なのか、入浴中は臭わないのかなどを解説していきます。
【この記事の目次】
岩盤浴とは
岩盤浴とは、天然鉱石の上に身体をのせて横になりながら汗をかく入浴方法です。
お風呂に浸かるわけではありませんが、遠赤外線やマイナスイオンの効果で短い時間でも効率的に汗をかくことができ、毒素排出に効果的です。
温度は40度~50度、湿度は80%前後となり、身体の内側から温まることができるので血液循環も良くなり身体全体が元気になります。
1回の利用は60分で2000円程度なので、比較的リーズナブルに利用することができますよ。
岩盤浴とサウナの違い
岩盤浴とサウナはよく比較されますが、どのような点が違っているのでしょうか。
以下にて3つの違いをまとめてみました。
岩盤浴 | サウナ | |
室温 | 40~50度 | 90度前後 |
温める場所 | 内側から | 外側から |
汗腺 | エクリン汗腺 皮脂腺 |
アポクリン汗腺 |
まず、岩盤浴とサウナでは室温が異なります。
サウナは90度前後の熱いと感じる室内で身体の表面からドバっと汗をかき、岩盤浴は暑いと感じるなかで身体の内側からジワジワと汗を流していきます。
その際に汗腺から出る汗も異なっていて、サウナでは基本的にアポクリン汗腺からの汗が中心で、臭いのあるベトベトとした粘り気のある汗をかきます。
※サウナ中に臭いが出るという意味ではなく、またエクリン汗腺からも汗はかきます。
そのため、溜まっていた臭い物質を排出する効果が期待できます。
一方、岩盤浴はエクリン汗腺からの汗と皮脂腺から毒素となる老廃物を排出し、臭いにつながりにくいサラサラな汗をかくことができます。
でも、エクリン汗腺からの汗や皮脂腺はワキガに関係ないんじゃないの?と思われますよね。
それでも、岩盤浴はワキガ改善に効果があるのです。
岩盤浴がワキガに効果的な3つの理由とは
岩盤浴では主にエクリン汗腺と皮脂腺が活発になり、身体に溜まった老廃物(毒素)の排出を促進してくれます。
エクリン汗腺からの汗は臭いに関係しにくいですが、アポクリン汗腺の汗と混じり合うことでワキガ臭の悪化につながってしまいます。
ですが、岩盤浴後はいつもよりさらにサラサラした汗となり、混じりあっても臭いにくい心地の良い汗に変わりますので、ワキガ臭対策にも効果的です。
次に皮脂腺ですが、皮脂腺は雑菌が好む皮脂や臭い物質となる毒素の排出を促進してくれます。
毒素には「体内毒素」と呼ばれる乳酸やアンモニア、スカトールがあり、「体外毒素」にはアルミニウムやカドミウムなど食事を通して外部から入った有害金属があります。
皮脂腺が排出してくれる毒素は「体外毒素」です。
岩盤浴の遠赤外線により皮脂腺の活動が促進され、マイナスイオンにより酸化を抑制しながら有害金属とともに排出してくれます。
では、残った「体内毒素」は排出できないのかというとそうではなく、体内毒素は腎臓から尿として排泄されます。
腎臓は尿を生成して毒素となる老廃物を排出してくれる臓器です。
岩盤浴では代謝が促進されますので、血液循環が良くなり腎臓へ何度も血液が送り込まれるようになることから、毒素となる老廃物の排泄回数も増えて尿から出やすくなるのです。
このように、岩盤浴ではエクリン汗腺、皮脂腺、腎臓の3つをフル稼働して毒素の排出を行ってくれますので、臭い成分も減少し良質な汗をかけるようになり、ワキガ改善にも効果的となります。
ダイエット効果も期待できる
一般的に肥満の人はサラサラした良質な汗ではなくベタっとした粘り気のある汗をかく傾向にあります。
ベタっとした汗は体温を下げる効果も低く不快感があり、なかなか蒸発せずに臭いが強く残るというデメリットがあります。
ですが、岩盤浴では代謝が高まっているので肥満の原因である脂肪を燃焼させる効果があり、燃えにくい脂肪から燃えやすい脂肪へと変えてくれるのです。
そのため、ダイエット効果が期待でき汗をかく量も減少させることができますので、相対的にみてワキガ臭改善にも効果的となります。
岩盤浴でかいた汗は洗い流さないこと
ここで注意点なのですが、岩盤浴でかいた汗は洗い流さないようにしてください。
岩盤浴は施設により異なりますが、およそ15~20分ほど入浴して10分休憩のインターバルを3回程度繰り返すのが一般的です。
この際に、初めにかいた汗は洗い流しても良いのですが、ラストにいくにつれてかく汗はサラサラした保湿効果のある汗となり、肌の若返りを促進します。
そのため、洗い流さずにそのままにして帰宅してからシャワーやお風呂などで落としてみてください。
皮膚には汗から出た毒素である有害金属が付着しているから危険なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、体外に排出された有害金属はそれほど危険ではありません。
また、体外に排出された有害金属のデメリットよりも岩盤浴でかいた汗のメリットの方が大きいため、洗い流すのはもったいないです。
岩盤浴を経験した人ならわかるのですが、後半にいくにつれて出る汗がサラサラしてきますので、もし覚えておられたら一度実践してみてください。
ワキガ臭で周りに迷惑をかけない?
ワキガの方は、岩盤浴で大量に汗をかいたら周りの人に臭いで迷惑をかけないかを心配している人もおられると思います。
ですが、岩盤浴でかいた汗はアポクリン汗腺からではなくエクリン汗腺や皮脂腺からの汗となるため、ワキガ臭は気にする必要はありません。
万が一軽く臭ってしまったとしても、周りも同じだけ汗をかいているので普通の汗の臭いはしますし、60分程度の時間であれば雑菌に分解されることも少ないのでさらに問題なしと言えます。
また、岩盤浴はアロマを焚いている場合が多いので、アロマの臭いでマスキングされて気にならないことがほとんどです。
それでも気になるという方は、個室で岩盤浴ができる施設もありますので一つの方法として覚えておいてください。
岩盤浴でワキガ体質は改善しない
ここまで岩盤浴がワキガ対策に効果的とお伝えしてきましたが、残念ながら岩盤浴にワキガ体質を改善する効果までは期待できません。
あくまでも日常で溜まった毒素となる老廃物の除去により臭い物質を減少させて臭いを軽減することが目的ですので、アポクリン汗腺を小さくしたりするわけではないのです。
では、結局ワキガを治すには手術をするしか方法はないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
手術をせずにワキガをケアしたいという方には、私も使っているデオシークが解決してくれるかもしれません。
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