ミョウバンをワキガに使用すると制汗作用があり臭い対策になると言われています。
市販の制汗剤にもミョウバンを使用したものはたくさんあって、なかにはアルム石というミョウバン結晶がそのまま販売されているデオドラントもあります。
このように臭い対策にも信頼度の高いミョウバンですが、なぜ効果があるのかを知らないという人は多いです。
そこでこちらでは、臭い対策にミョウバンが効果的な理由や自宅でもできるケア方法、そしてデメリットまでを詳細に解説していきます。
【この記事の目次】
ミョウバンとは
まず、ミョウバンについて簡単に確認しておきましょう。
ミョウバンはカリウムやアンモニウム、アルミニウムなどが混ざった複合塩のことです。
現在は1万円を超える高価なデオドラントだけでなく、数百円の安価な製品にまで有効成分として幅広く使用されています。
ヨーロッパではアルム石という天然塩を制汗剤として使用しているなど、世界的に見ても臭い対策に効果的な成分と言えます。
日本では食品添加物として用いられる機会が多いので肌に塗っても抵抗が少なく受け入れやすいですね。
スーパーでも数百円で購入できるほど手軽に手に入れることができるので、非常にコスパの良い成分だと言えます。
ワキガにミョウバンが効く3つの理由
日常生活でも馴染みがあって安価で手に入れられるミョウバンですが、なぜ体臭のなかでも強度の部類に入るワキガにも効果的なのでしょうか?
それには3つの理由が関係していました。
収れん作用による制汗が期待できる
1つ目の理由はミョウバンの収れん作用です。
収れん作用とはタンパク質を変性させて組織を縮める作用のことですが、これにより汗腺が引き締まり汗を出にくくする効果があるのです。
ワキガの臭いは汗に含まれるタンパク質や脂質、糖質やアンモニアなどの成分が雑菌に分解されることで発生するので、汗を抑えることで臭いも抑えられるというわけです。
雑菌を殺菌してくれる
ワキガのもう一つの原因である雑菌もミョウバンは殺菌してくれます。
人間の身体は普段は弱酸性ですが、汗をかいていると水分が蒸発して失われ、汗のpHが上がってしまうことから脇の環境はアルカリ性に変わってしまいます。
雑菌はアルカリ環境を好むので汗をかくほど臭いが強くなってしまいますよね。
ですが、酸性のミョウバンを脇に塗ることで中和され、雑菌の繁殖を抑えてくれるので消臭効果が期待できます。
酸化還元反応による消臭効果がある
10円玉を靴に入れると臭いがなくなるというお話を聞いたことはありませんか?
あれは銅でできている10円玉の酸化還元反応によるものなのですが、ミョウバンにも金属が含まれているため、脇の臭いに同様の効果を期待することができます。
特に、酸性のミョウバンはアルカリ性のアンモニアに対する消臭効果は抜群なので、汗にアンモニアが多く含まれている場合はかなりの消臭効果を得ることができますよ。
このように、ミョウバンには殺菌・制汗・消臭というワキガ対策に必要な3つの作用があるため、臭い対策にも効果的で多くのデオドラントでも使われているのです。
今日からできる!効果的なミョウバンの使い方
ミョウバンが配合されているデオドラントは多数ありますが、もともと安価で購入できるものなので自分で試してみたいという方もおられると思います。
そこで、自宅でもできるミョウバンを使ったケア方法をまとめてみました。
ミョウバンの粉末を脇にふりかける
1つめはミョウバンの粉末を脇にふりかける方法になります。
焼きミョウバンを使用する場合は固形になっているのですり鉢ですりつぶしてから塗ってください。
脇に塗る際は肌に刺激になってしまうほどこするのではなく、優しくなでて脇に吸い付かせるようにすると効果的ですよ。
持ち運べるスプレーにする
ミョウバンは水に溶けるまでに半日~1日ほど時間がかかるのですが、水に溶かしてスプレーにするのもおススメです。
実は水に溶かしてあげる方が脇に直接粉末を塗るよりも効果的です。
作り方は簡単で、1リットルの水に25gのミョウバンを入れて一晩寝かせるだけで出来上がりです。
これをスプレー容器に入れて脇に吹きかけるとかなりの制汗効果が期待できます。
外出先でも持ち運べるので緊急時も安心ですね。
また、洗濯するほどではないけれどちょっと汗が気になるという衣類にもシュッとふきかけると消臭効果がありますので、衣類へのワキガ対策も期待することができます。
個人的にはドラッグストアなどで売っているデオドラントよりも自作した方がコスパも良いのでおススメな方法になります。
ミョウバン風呂にして全身をケア
3つ目はミョウバンを入浴剤としてお風呂に入れて、脇だけでなく全身をケアしようという方法です。
こちらも作り方は簡単で、先ほどと同様に水1リットルあたり25gのミョウバンをペットボトルなどに入れてミョウバン水を作ります。
そうしてできたミョウバン水をお風呂に50mLほど入れればミョウバン風呂の完成です。
ミョウバンは食品添加物として使われているくらいなので、全身に使用しても危険性はないので安心してください。
お風呂から上がったらいつもとは違うさっぱり感があるのでおススメですよ。
ミョウバンが効かない場合に考えられること
ワキガ対策にミョウバンは効果的ですが、いざ使ってみると私には効かなかった…という方もおられるかもしれません。
そんなときは、脇を清潔にして使用したかを確認してみてください。
すでに汗をかいたり汚れている状態でミョウバンを塗っても流されてしまうので、使用時は必ず清潔で乾燥した脇に塗るようにしてくださいね。
また、これはあまり信じたくないかもしれませんが、清潔にしても効き目が薄い場合は重度のワキガ体質かもしれません。
ワキガの強度はアポクリン汗腺の数と大きさで決まりますが、あまりに臭い物質が多いためにミョウバンだけでは制汗、殺菌作用ともにおいつけていない可能性があります。
重度の場合はいくら塗っても効果は薄いので、ミョウバンだけでなくワキガクリームを使用するなど別の対策が必要になりますね。
ミョウバンの2つのデメリット
ミョウバンのデメリットとしては、肌が極度に弱い場合は肌荒れに繋がる可能性がある点です。
脇は皮膚が薄い部位ですが、赤みやかゆみが出ると余計に乾燥しやすくなってしまいますので、もし異変を感じたらすぐに使用を中止して洗い流してください。
もし、心配で事前に肌に合うか調べたいという方は、パッチテストとして少量をつけて様子を見る方法もあります。
とはいえ、肌が弱い部類に入る私がミョウバンを使っていても一度も肌荒れを起こしたことはありませんので、たいていの人は大丈夫だと思います。
また、2つ目のデメリットとしては効果の持続時間が短いという点です。
ミョウバンを塗ると制汗、殺菌、消臭効果を期待できますが、その効果はおよそ5~6時間なので朝に塗るとお昼過ぎには臭い始めることになります。
そして、ミョウバンは塗り続ければワキガが改善する類のものでもなく一時的な対処方法になるので、ある程度割り切って使用した方がメンタル的にも安定すると思います。
ミョウバンには以上のデメリットがあるので注意してくださいね。
ミョウバンと重曹をあわせると効果が倍増する?
ミョウバンと同じくらい臭い対策にも効果的と言われているのが重曹です。
重曹は本サイトでもご紹介しているのですが、この重曹をミョウバンに加えると効果的との口コミが一時ネットを騒がせました。
過去の書き込みなども残っているため実践する人もおられるのですが、ミョウバンと重曹を混ぜ合わせても打ち消し合うので効果を期待することはできません!
なぜなら、ミョウバンは酸性で重曹はアルカリ性になるからです。
広められた方になぜ効果があったのかはわかりませんが、おそらく信じることで期待通りの結果が出るプラシーボ効果が働いたのかもしれません。
ですが、混ぜるのではなく重曹を使用した際に後からミョウバンでケアをするのは肌を酸性に戻すという意味で有効なので、気になる方は以下の記事を参照してみてください。
一時的なケアに満足できないあなたへ
ミョウバンは臭い対策に効果的ですが、重度のワキガには弱かったり、そもそも持続時間が短かったりなどデメリットと言える部分もありましたね。
また、使い続けてもワキガを改善してくれることはありませんので、一生使い続けないといけないのは辛いと思います。
ですが、私も使っている口コミ1位のデオシークというデオドラントなら、その悩みが解決できるかもしれません。
なぜなら、私自身が半年デオシークを使い続けたことで、使っていないときにでも臭わない身体を手に入れることができたからです。
同じ悩みをもつあなたには、きっと私と同じ効果を期待できると思いますので、デオシークを使ってみて欲しいです。
以下ではデオシークをレビューしていますので、気になる方は参考にしてみてください。
各情報の詳細を見るにあたり、最後にはご自身が希望するライフスタイルや予算、アレルギー、注意点などを考慮しながら選択してみてください。