ワセリンを乾燥対策の保湿剤として使用されている方も多いと思います。
このワセリンが、実はワキガにも有効であることを知っていますか?
ワセリンそのものでワキガが改善するほど効果的ということではありませんが、ワキガ臭の原因を抑えてくれる働きがあります。
今回は、そんなワセリンの種類やワキガへ効果的に働くメカニズム、そして上手な使い方から副作用までをくまなくご紹介していきたいと思います。
【この記事の目次】
ワセリンの種類と効果
ワセリンとは原油を材料につくられた保湿効果のある成分です。
一口にワセリンといっても、実は精製度によって違いがあり、およそ以下に分類されます。
種類 | 精製度 |
黄色ワセリン | 低い |
白色ワセリン | やや高い |
プロペト | 高い |
サンホワイト | かなり高い |
このうち、私たちに馴染みがあるのは白色ワセリンですよね。
精製度が高いほど保湿効果も高くなり肌の負担も減りますが、ワセリンならどれも皮膚を保護することでバリア機能を維持してくれますので、肌からの水分蒸発を抑えてくれる働きがあります。
これにより、水分を皮膚に押しとどめて潤いをもった健康な肌を甦らせることができます。
ただ、ワセリンそのものが肌に水分を与えてくれているわけではないので、その点は覚えておいてください。
ワセリンの保湿作用がワキガに効くメカニズムとは
ワセリンの保湿作用は、なぜワキガに効果的なのでしょうか。
それには、ワキガ臭の発生原因が深く関係しています。
すでにご存知かもしれませんが、ワキガ臭はアポクリン汗腺からタンパク質や脂質などの臭い成分を含んだ汗が、皮膚の常在菌に分解されることで発生します。
そのため、ワキガ臭を抑えるにはデトックス効果により汗の成分を良質にしたり、汗そのものを制汗したり、雑菌を殺菌したりといった方法が一般的に用いられています。
つまり、ワキガ臭の原因は“汗の成分と雑菌”なわけですが、これらをさらに悪化させてしまうのが「脇の乾燥」になります。
脇が乾燥してしまうと汗腺が刺激され発汗量が増えるだけでなく、雑菌のエサとなる皮脂の分泌も増加するなど新たなデメリットが加わることになります。
このさらなる悪化を防ぐための対策が保湿であり、必要な水分を蒸発させずに皮膚へとどめておくことで乾燥させずに発汗や皮脂の分泌を抑えているのです。
脇はただでさえ皮膚の薄い場所となり、普通に生活をしていても擦ったりなどでダメージを受けやすく乾燥しやすい場所なので、保湿作用は必須となります。
ワキガケアは殺菌、制汗、抑臭、保湿の4作用が合わさってはじめて効果的なケアを行っていけますが、制汗や殺菌にとらわれすぎて保湿がおろそかになっている人がとても多いです。
制汗や殺菌がどれだけできていても肌が乾燥してしまえば汗や雑菌は増えてしまいますので、保湿作用は必ず取り入れていきたいですね。
ワセリンの効果的な使い方
ワキガ対策に保湿が必要とはいっても、常に保湿しなければいけないわけではありません。
本来は保湿効果も含まれているワキガクリームなどを使用した方が効果の実感や手間などを考えても良いのですが、市販の制汗剤などで済ませている方もおられると思います。
そういった方は、制汗剤を使用し終わって自宅に帰宅したらしっかりと脇を洗い流したあとにワセリンで保湿してあげる方法をとると効果的です。
その日のダメージをその日のうちにケアすることで脇の疲労を蓄積しにくくなり、制汗剤などのデオドラントもより効果を発揮してくれます。
ワセリンを使用するのであれば、ワセリン単体で使うのではなく何かしらのデオドラントとセットで使う方法がおススメですよ。
ワセリンに副作用はあるの?
保湿効果に優れているワセリンですが、一般的に副作用は少ないと言われています。
ただ、過度に塗るとかぶれてしまったり油焼けを起こして色素沈着になってしまったりということもあります。
ですので、塗ったあとは必ず洗い流して何もつけていないフリーな状態で脇を解放する時間をつくってあげることも大切です。
常に何かが塗られている状態では脇も休まる暇がありませんので、自然状態にすることで回復を助けてあげてください。
ワセリンにも殺菌効果が期待できるものがある
ここまでワセリンの保湿効果についてみていきましたが、ワセリンのなかでも特別なサリチル酸ワセリンという殺菌作用のあるものも存在します。
何が特別かというと、普通のワセリンは市販でも購入可能なのに対して、サリチル酸ワセリンは医師から処方してもらわないと入手できないからです。
つまり、それだけ危険性もあり効果もあるワセリンになるので、保湿だけでなく殺菌作用やピーリング効果も期待することができるのです。
サリチル酸ワセリンなら脇の常在菌も殺菌してくれますし、ピーリング効果から雑菌のエサとなる古い角質を落とすことで肌の生まれ変わりも促してくれます。
もし、普通の安価なワセリンでは物足りないという方は、サリチル酸ワセリンをかかりつけの先生に処方してもらうのも良いかもしれません。
おススメは保湿効果が含まれているワキガクリーム
すでに保湿作用の含まれているワキガクリームを使用しているという方は良いのですが、まだ使っていなくてワセリンで保湿しようと思っている方もおられると思います。
ワセリンは制汗剤など保湿効果がないデオドラントとの併用が良いとご紹介しましたが、あくまでそれは余裕がないときのお話です。
もし、ワキガクリームでケアを継続できる環境にあるのであれば、ワキガについて徹底的に研究されて製造されているワキガクリームは取り入れるべきです。
なぜなら、保湿と制汗を分けてケアすると効率が落ちますが、ワキガクリームなら殺菌、制汗、抑臭、保湿の4つの作用を同時にケアできるからです。
そんなワキガクリームの一つが、私も使っている口コミ1位のデオシークです。
デオシークを使い続けたことで臭わない身体を手に入れたのは私だけではなく、口コミ掲示板や知恵袋などでも報告されています。
デオシークの凄いところはほかのデオドラントでは効かなくても、デオシークなら効いたという人がとても多いことです。
もしデオシークが気になるという方は、以下にてレビューしていますので参考にしてみてください。
各情報の詳細を見るにあたり、最後にはご自身が希望するライフスタイルや予算、アレルギー、注意点などを考慮しながら選択してみてください。